大解脱(出家の目的)からか?
又は、三帰依文中の「自帰依佛 當願衆生、軆解大道 発無上意」から・・・
供養の回向文に「存者福楽寿無窮 亡者離苦生安養」とある。
心能律師(慈覚大師 794~864の弟子、天台宗)山寺立谷川流域荒谷地区に開基と伝わる(安養院)。
西暦794(延暦13)年は平安京遷都の年。 延文年間(1356~60)上山楢下に移転。いずれも年号不詳
真空禅師無著妙融大和尚(豊後国東の人)貞治2(1363)年、曹洞宗に改宗開山。安養寺に改号。
妙融禅師は国東泉福寺(九州総本山)開山にして明徳4(1393)年示寂
直末三十六門跡
享保11(1726)年 22世月珊學照 如意庵から總持寺へ、爾後住持7名晋住。
寛延4(1750)年 總持寺より「定」書
元和年間(1615~1623)現在地に移建<15世單州光傳大和尚>
現本堂 寬保2(1742)年改修落慶<自22世月珊學照大和尚 至23世圓山嶽明大和尚>
釋迦牟尼佛 元禄15(1702)年奉安<21世 普照峰天>(この年赤穗浪士事件)
文殊菩薩、普賢菩薩、迦葉尊者、阿難尊者 本尊と同年奉安
開山 | 真空禅師無著妙融大和尚 | 九州一円に計8ヶ寺開山 門下に16哲 明徳4(1393)/8/12寂 |
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2世 | 舟渕玄鑑大和尚 | 秋田大慈寺、同洞雲寺、同曹溪寺、宮城洞雲寺、岩手宝持院 各開山 大分泉福3世 応永18(1411)3/21寂 |
3世 | 金庵融真大和尚 | 宮城紹楽寺、同廣最寺 各開山 応永33(1426)/9/11寂 |
4世 | 寥山林照大和尚 | 正長1(1428)/12/2寂 |
5世 | 法嵓了品大和尚 | 宮町慈光寺開山 嘉吉2(1442)/2/5寂 |
6世 | 休山了一大和尚 | 長禄3(1459)/8/10寂 |
7世 | 學應了參大和尚 | 高瀬見瀧寺開山 文明1(1469)/11/13寂 |
8世 | 甘翁了徹大和尚 | 見瀧2世 文明17(1485)/5/8寂 |
9世 | 芳嵓了薰大和尚 | 諏訪町常林寺開山 平清水耕龍寺開山 文亀3(1503)/7/5寂 |
10世 | 樹珊正中大和尚 | 成沢広谷寺開山 永正13(1516)/3/23寂 |
11世 | 玉室祥珍大和尚 | 天文10(1541)/4/18寂 |
12世 | 秀山林虎大和尚 | 天文16(1547)/5/3寂 |
13世 | 真庵林忠大和尚 | 元亀1(1570)/9/16寂 |
14世 | 心應玄宅大和尚 | 慶長2(1597)/5/24寂 |
15世 | 單州光伝大和尚 | 元和4(1618)/4/16寂 |
16世 | 梅室源青大和尚 | 寬永18(1641)/4/15寂 |
17世 | 舜國本堯大和尚 | 元禄3(1690)/7/8寂 |
18世 | 利山本貞大和尚 | 寬文11(1671)/12/24寂 |
19世 | 國峰玄石大和尚 | 見瀧3世 元禄11(1698)/4/11寂 |
20世 | 峽嶽堯巴大和尚 | 見龍4世、常林11世 元禄13(1700)/8/9寂 |
21世 | 普照峰天大和尚 | 享保10(1725)/7/25寂 |
22世 | 月珊學照大和尚 | 広谷5世 元文5(1740)/7/18寂 太字は能州如意庵より大本山總持寺に晋住、以下同 |
23世 | 圓山嶽明大和尚 | 明和8(1771)/3/15寂 |
24世 | 俊了天英大和尚 | 天明4(1784)/12/1寂 |
25世 | 大峰祖令大和尚 | 寬政9(1797)/12/19寂 |
26世 | 祖融大賢大和尚 | 見瀧4世 光禅20世 文化12(1815)/2/27寂 |
27世 | 禅珪道宗大和尚 | 見瀧12世 文化13(1816)/6/9寂 |
28世 | 桃渓泰春大和尚 | 文政9(1826)/12/15寂 |
29世 | 原州良雋大和尚 | 清源14世 天保12(1841)/6/11寂 |
30世 | 洞岩祥雲大和尚 | 見瀧13世 弘化1(1844)/9/4寂 |
31世 | 中興宜道亮関大和尚 | 清源15世、慈光20世 慶應3(1867)/7/5寂 |
32世 | 種月耕雲大和尚 | 広谷15世 明治41(1908)/3/28寂 |
33世 | 慈岳亮雲大和尚 | 大昌17世 昭和5(1930)/8/7寂 |
34世 | 壺雲冲成大和尚 | 正徳19世 昭和37(1962)/12/24寂 |
35世 | 虚白弘道大和尚 | 平成15(2003)/8/31寂 |
36世 | 鴻雲大雄大和尚 | 永林20世 |
元禄13(1700)年堀田正虎公福島藩(元は下総佐倉藩主)より山形藩(15代)に移封さ れ享保14(1729)年まで藩主、その間仮菩提寺として庇護を為し伽藍改修(現本堂)に尽力 <21世普照峰天~22世月珊學照の代>
当寺開山堂に位牌を祀る。(慈徳院殿智道叢春大居士、正式の墓所は東京浅草の日 輪寺)
佐竹扇(五本骨扇に日の丸)が当寺の定紋であるが、佐竹義宣公(慶長7=1602年常陸太田より秋田に移封)との因縁は口伝では伝えられているものの詳細は不明。