曹洞宗の流れは、インドでお生まれになられたお釈迦さまの教え、おさとしを幾世代にも渡って受け継がれ、インドから中国そして日本に伝えられてきたものです。
日本へは今から800年ほど前の鎌倉時代に、道元禅師様(どうげんぜんじ)が正伝の仏法を中国から日本に伝え、四代目の瑩山禅師様(けいざんぜんじ)が全国に広められ、曹洞宗の礎を築かれました。
永平寺を開かれた道元禅師を「高祖」(こうそ)とあがめ、總持寺を開き、教えを全国に広められた瑩山禅師を「太祖」(たいそ)と仰ぎ、このお二方を両祖大師と申し上げ、ご本尊お釈迦さま(釈迦牟尼仏)とともに一仏両祖(いちぶつりょうそ)として仰いでおります。
※正伝(しょうでん)の仏法(ぶっぽう)とは、坐禅の教えを依りどころにしており、坐禅の実践によって得る身と心のやすらぎが、そのまま「仏の姿」であると自覚することにあります。
※拝む時は「南無釈迦牟尼仏」と、お唱えして礼拝します。